実際にリッチリザルトになる構造化データの種類
見た目が変わる種類は9つほど。有名な2つは廃止されました。Google公式ドキュメントに基づく現時点のリストです。
Googleの検索結果の見た目を今も変えられる構造化データは9種類ほどです。パンくずリスト、商品、レビュースニペット、レシピ、動画、イベント、求人情報、ローカルビジネス、ディスカッションフォーラム。FAQとHowToはもう含まれません。ギャラリーにあるそれ以外は、Googleが読むだけでほとんど描画しないマークアップです。
いまもリッチリザルトになる種類はどれか
このリストはGoogleの構造化データギャラリーと、その先にある種類ごとのページを、公開中のドキュメントと突き合わせたものです。どの行も、ページの理解を助けるだけでなく、検索結果の見た目そのものを変える機能です。
| 種類 | 必要なもの | 実際に表示されるもの |
|---|---|---|
| パンくずリスト | ListItemを2件以上含むBreadcrumbList。position、name、item | 結果の上に出るサイト内の階層。2025年1月以降はデスクトップのみ |
| 商品 | 販売者情報または商品スニペットのプロパティを備えたProduct | スニペット内の価格、在庫状況、評価。人気商品やショッピングパネルへの入口にもなる |
| レビュースニペット | 対応する型に付けたReviewまたはAggregateRating。author、itemReviewed、reviewRating | 星評価の行。事業者が自社を評価する場合は対象外 |
| レシピ | nameとimageを備えたRecipe | 検索と画像検索でのレシピ表示。ItemListを足せば自サイトのカルーセルも |
| 動画 | name、thumbnailUrl、uploadDateを備えたVideoObject | サムネイル、主な場面、BroadcastEventによるLIVEバッジ |
| イベント | name、startDate、locationを備えたEvent | 日時と会場を含むイベント表示。実在する物理的な会場が必要 |
| 求人情報 | title、description、datePosted、hiringOrganization、勤務地を備えたJobPosting | 求人検索の枠への掲載。対応地域に限られる |
| ローカルビジネス | nameとaddressを備えたLocalBusiness | ナレッジパネルの情報と店舗のカルーセル |
| ディスカッションフォーラム | author、datePublished、本文を備えたDiscussionForumPosting | 「ディスカッションとフォーラム」への表示。記事ではなく実際のユーザー投稿のみ |
Googleが廃止したリッチリザルトはどれか
3つあります。しかもその3つとも、更新されないままのプラグインや記事でいまだに勧められています。
- FAQ。Googleは2026年5月8日に廃止の告知を追加し、2026年5月7日以降この機能は表示されなくなると明記しました。ドキュメント自体も2026年6月に削除されています。2023年9月の時点ですでに、政府機関と医療分野の著名で信頼できるサイトだけに絞られていました。獲得できるFAQリッチリザルトはもう存在しません。
- HowTo。2023年9月に消えました。変更履歴には、このリッチリザルトがデスクトップでもモバイルでも検索結果に表示されなくなったためドキュメントを削除した、と書かれています。
- サイトリンク検索ボックス。2024年11月にドキュメントが削除されました。この機能がGoogleの検索結果で提供されなくなったためです。
マークアップを残しておくこと自体に費用はかからず、他のシステムが読んでいる可能性もあります。古いのは、それでGoogleに枠が出ると期待する部分です。
構造化データはランキング要因か
Googleの構造化データのポリシーページは、順位が上がるとはどこにも書いていません。書かれている内容のほうが二度読む価値があります。構造化データに対する手動による対策は、そのページのリッチリザルトの対象資格を失わせるだけで、ウェブ検索での順位は変わりません。同じページは、Rich Results Testが通っていても表示は保証されないとも警告しています。つまり正直な言葉は「順位」ではなく「対象資格」です。マークアップが買えるのは、見た目の違う結果になる可能性だけです。
何も表示されなくても役に立つ構造化データ
バッジは出なくても入れる価値のある種類がいくつかあります。
- Articleには必須プロパティが一つもありません。Googleの案内は、当てはまるものを足すというものです。author、datePublished、dateModified、headline、image。タイトルのテキストや画像、日付の選択がよくなります。トップニュースに載るためのマークアップ要件はありません。
- Organizationにも必須プロパティはありません。一部は検索上で自社を一意に特定させるために働き、一部は検索結果やナレッジパネルに出るロゴなどの視覚要素に反映されます。
どちらもすぐ終わり、どちらも理にかなっていて、どちらもクライアントに見せられるスクリーンショットは生みません。
自分のマークアップが何の対象になるかを確認するには
Google製のツールが2つあり、答える問いが違います。Rich Results Testは開発中に1ページを検査し、そのページがどの機能の対象になるかを教えます。Search Consoleのリッチリザルトのステータスレポートは、公開後にサイト全体で何が起きたかを、テストしようとも思わなかったページのエラーも含めて教えます。Googleは前者を制作中に、後者を監視に使うよう勧めています。
ただし、どちらも一番大事なことは教えてくれません。半日かけて実装したその種類が、いまも何かを生むのかどうかです。まずギャラリーのページを見てください。載っていなければ、それはもうリッチリザルトではありません。技術面の全体像については、当サイトのAI対応度チェッカーが構造化データをクローラーのアクセスやメタデータと合わせて確認し、AI対応度ガイドが各項目の意味を説明しています。
優先順位について最後にひとつ。マークアップが効くのは、Googleがすでに到達してレンダリングできるページだけです。サイトマップが壊れていたり読み込みが遅かったりするなら、先にそちらを直してください。後半についてはCore Web Vitalsのガイドが扱っています。